【第1話】娘がプリキュアを大好きになった日
主人公(娘):ひーちゃん(仮名)3歳
多少わがままで
泣き虫で
怖がりで
お調子者で
家族を笑顔にしてくれる天才
たまたま娘がいる時にTVをつけると
『Go!プリンセスプリキュア』
第48話迫る絶望…!絶体絶命のプリンセス!
が放送していました。
娘はぼーっと見ていましたが
プリキュアの見せ場の1つ『変身シーン!』になると
娘の目が輝きはじめました。
そこで娘が『パパ~これなぁに?』と
聞いてきました。
これは『プリキュア』だよって教えてあげると
ひーちゃん『ふぅ~ん』
なんか微妙な反応…
でもパパは知っているのです。
娘がこういう反応する時は
『かなりプリキュアを気に入ってる』と
ただ、プリキュアをはじめて見るには第48話から
というのが悪かった…
何故なら最終話に近いということは
敵が強い!そして娘の年齢には絵的にも怖い存在!なのです。
案の定、49話、50話最終回と
プリキュアがボコボコ?にされるシーンなんかは
ひーちゃん『怖いよ~プリキュア負けちゃうよ~』と
私にしがみついて、よく泣いていました。
私は娘に『大丈夫!プリキュアは強いから負けないよ!』と
大人な私は絶対に勝つことを知ってるので(笑)
そうやって娘を宥めていました。
プリンセスプリキュアが終わって
娘の中では『プリキュア』=『怖い』が成り立っていました。
それからしばらくの間はプリキュアのプの字も出てきませんでした。
しかし、そんなある日の出来事
娘は3歳児して『ipod』を使いこなすツワモノ。
『YouTube』が好きで『メルちゃん』やら『ぽぽちゃん』を
娘より3つくらい?上の女の子が紹介するチャンネンを
(昼間30分、夜30分)よく見ているんですが
ipodの画面に向かって娘が『プリキュア』と連呼して音声検索しているんです!
画面を見ると検索欄のところが
プリキュアプリキュアプリキュアプリキュアプリキュアと表示されていました(笑)
しかし現代の技術の結晶であるipodはちゃんとプリキュアの動画を
表示していました。
私は娘に『ひーちゃん何見てるの?』と問いかけました。
ひーちゃん『黄色いこの子、かわいい』と
ipodの画面を見てみるとそこには
『GO!プリンセスプリキュア』のキュアフローラがいました。
ひーちゃん『ひーちゃん、この子好きなんだぁ』
私は『そうなんだぁ、どうして好きなの?』と問いかけると
ひーちゃん『だって、頭が黄色いしピンクの服がかわいい』と
娘はプリキュアのキャラクターは好きだったようです。
それから娘は毎日プリキュアの動画を見て
プリキュアのおもちゃの紹介動画などを見て
私の知らない間に日々プリキュアの知識をつけていきました。
しばらくして、またある日の出来事。
私の実家で遊んで家に帰る時のことです
娘はいつも祖父と祖母、特に祖母が大好きなので
いつも娘は『ばぁばバイバイ、またくるね~』と言って帰るのですが
この日は違いました。
スカートを少し持ち上げて『ばぁば、ごきげんよう』って言ったのです!
その時は、私も妻も祖父も祖母も大笑いしてしまいました。
子供は親が知らない間に日々成長するものなのだと実感しました。
また『プリキュア』は親が教えきれていない大切な何かを
優しく教えてくれている、そんな気がしました。
そして、娘とプリキュアの新たな運命の出会い
それは2月7日、日曜日、朝8時30分。
『魔法つかいプリキュア!』のスタート!
さらに加速していきました。
何故なら
娘の好きなテンポのよい音楽
娘の好きな金髪のプリキュアがいる
娘の好きなぬいぐるみ、みたいなモフルンが出てくる
娘の好きなキラキラした宝石が変身アイテムが出てくる
娘にとって『大好き』がすべてつまった新しいプリキュア
それらの『魔法』にかかって
娘が大好きにならないわけがないのです。
この日が『娘がプリキュアを大好きになった日』になりました。
おしまい。